新卒社会人のADHD奮闘記

新卒社会人が発達障害について、周囲からの視点、自身の気付き、仕事、勉強への意気込みについて書きます。

自己分析の重要性

(若手)社会人の方々?
“自己分析”を継続して行っていますか?
就職活動をしていた学生時代は耳がいたいほど
自己分析をしろ!
と言われてエントリーシート対策や面接対策のために自己分析を行っていたと思います。

私は自分の社会人1年間を振り返って、昨年度1年間、自分が何を取り組んでいたのかと振り返ると、結果として最も注力して取り組んだことは“自己分析”でした。
資格取得に取り組むことができなかったのは残念ですが自分にとってはこれで良かったと思える1年間でした。

右も左もわからぬまま1年間ずっとシステム導入の現場で仕事をしながら、周りの自社・他社の先輩たちの働きぶりを見ていました。仕事ができる人たちばかりの職場で参考になる人しかいなかったことは自分にとって幸運でした。
目指すべき姿が多くある環境で先輩たちと自分にどのようなギャップがあり、どのように動けば解消することができるのか?を考え続けました。

 

未だ明確な答えには至っていませんが、目指すべき先輩のスキルセット、相対的な自分の立ち位置をぼんやりと掴むことができ、今は自分のスキルセットを開発することに集中できています。

 

目指すべき姿と自分のギャップを見つめ直し、PDCAサイクルを回し始める前に自分にのしかかる障害を解消するべく、色々な情報を集めました。

 

中でも、マイナス思考を解消するにはどうすれば良いのか?

という問いにできない自分を責める時に

 

”じゃあどうすればこの気持ちを解消できるのか?”

 

と追加して考えることでマイナス感情の原因を突き止めることができました。

その中で自分のADHDの症状を認めることができたことは昨年度1年間の最も大きな収穫でした。

これが自己分析なんだと理解することができました。

これからも継続して自己分析を行なって、より良い自分になれるようにマイナス感情を整理します。

 

できない自分にいらづいた時は、その感情をどうすれば解消できるのかを考えるといらいらすることが減り、やりたいことへの道が開くように思います。

うつ病と発達障害(ADHD)について

私が10歳くらいの時に知り合った親しい友人の話です(以下Fさん)

 

昨年末にFさんはうつ病になってしまい、会社を辞めてしまいました。

会社を辞める前も多くの薬を処方されていて、自分に合わない精神向上薬とその副作用、睡眠薬を飲んでも眠りが浅く、常に疲れが溜まっていて、食欲も出ず、どうしようもない状態であったそうです。

 

最近私がADHDの治療を始めたこと、私とFさんの性格が似ていることから、Fさんに1度ADHDを疑ってクリニックを受診することを勧めたところ、案の定ADHDの診断が下ったそうです。今は私と同様にコンサータを服用し、以前と比べると格段に前向きな言葉を発するようになりました。生活も取り戻しつつあるようです。

(うつ病患者のADHDを見抜けない精神科医とは?)

 

Fさんが症状と環境について愚痴混じりに話してくれる内容を聞いて、初めて自分と同年代の人がうつ病になっている様子を見て、「本当にうつ病は存在しているんだ」と実感し、「自分がうつ病にならないためにはどうすれば良いのだろうか」と考え始めました。

 

以上が前フリです。

 

今回のAgendaです。

  1. 注意事項
  2. うつ病とは
  3. うつ病を回避するには
  4. うつ病になってしまったら

 

では、1つずつ解説します。

 

1. 注意事項

私は医者ではありません。私は学生時代に生命科学神経科学に関わる範囲を研究していた、自称うつ病を回避したADHD当事者です。症例報告以下の内容ですが、当てはまる人が自分の周りに多い気がするので、読んでくださった方が何かに当てはまったらADHDを積極的に診てくれるクリニックに相談することがオススメです。誰か東京の良いクリニックを教えてください。

 

2. うつ病とは

私の理解ではうつ病は結果であり、状態です。直接うつ病うつ病として取り除くことはできないと発表されています。なぜなら、直接的(一次的)な原因(感染症、外傷)に寄る疾患ではないからです。例えば事故で脳に傷を負ったとしても、その瞬間にうつ病にはならないからです。

  

ITな感じに言うと、うつ病は脳に当たったパッチファイルです。

前々回の学習についての記事からの引用ですが

www.shinshaka-mental.com

 

うつ病ではない状態をこの図であるとすると、

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下図がうつ状態です。精神的、身体的なストレスにより、青いパッチファイルがかかった状態です(ちなみに身体的ストレスも軽視できません)。

 

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うつ病になっていない人でもこの状態にはなります。うつ病にならない人は、自分なりの発散手段を持っていたり、回避手段を知っているか、自然に回避できています。しかしながらこのパッチファイルを除去できないと結果的に"うつ病"になってしまいます。

 

3. うつ病を回避するには

Q. では、うつ病を回避するにはどうすればいいのか?

A. うつ病になるメカニズムを理解して対策を打とう。

 

うつ病になる原因は、うつ状態であることが何らかの原因で解除できなかったからです。解除できない理由は何でしょうか?

私が考えられる範囲だとうつ状態の根本原因が自分なのか他人なのかで対処法が異なります。(両方の場合はどちらも対処した方が良いです。)

 

根本原因が他人の場合、その人と同じ空間に自分が存在するだけで、うつ病になりそうならその環境(現場・SNS)から逃げるしか手段がありません。

その人はその攻撃することに飽きるか、攻撃対象(自分)がその場に存在しなくなるまで攻撃してきます。なんなら"コイツ嫌いだからうつ病にさせてやる"等それに近い悪意を持って攻撃してきます。

明確な悪意に対して、"見返してやる"、"認めさせてやる"と意気込んで挑戦することは良いことかもしれませんが、基本的に嫌いな奴からの評価は覆らないので逃げた方が精神的に健康です。

根本原因が他人である場合は、その人が"自分に悪意を向けなくなるまでの時間"と"自分がうつ病になるまでの時間"を比較すると、100%後者の方が早いです。つまり回避以外の手段がありません。

 

根本原因が自分の場合は明確な回避手段を見つけることは難しいです。自己分析を徹底的に行うしかありません。

自分の場合は、仕事の能率が悪いことを徹底的に深掘りし、自分がADHDであると結論付けました。一般的に誰でもできることがうまくできない場合は、発達障害を疑うことが自分の経験では、かなり有効でした。しかも運良く初診からコンサータを処方していただけたので、自分の仕事ができない(潜在的な自己否定につながる)原因が発達障害にあることを確認し、その上で発達障害起因のうつ病を回避できました。

 

4. うつ病になってしまったら

私はうつ病になることを回避できたと自称していますが、実際になってしまった場合はどうすればいいのでしょうか。

同じ図ですが

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こんな状態では、正常な判断をする方が難しいと思います。

対処がわからないから数撃てば当たる論で薬のトライアンドエラーを繰り返すのが通常です。

 

個人的な意見ですが、現代日本では、国民性もあり、他人と比較して自分が劣っていると感じることから始まるストレスが多いので、うつ病の根本原因がADHDであることは大いにありうると思っています。

 

実際にFさんはADHD診断前はうつ病に対して、大量の薬を処方されていた様ですが、現在コンサータだけを処方されていて、うつ病の症状は格段に緩和されているそうです。

(別途、精神科医コンサータを処方するには、専用の免許が必要であると言うバグが存在します。)

 

さ!ら!に!大人になってから発覚した発達障害を認めたがらない精神科医も存在するんです。(むしろ多数派っぽい)

www.jprime.jp

帯に書いてある

障害がないって言われて失望する人たち

の論点がそもそもおかしいのですけど。

香山リカ先生は有名人ですが、有名な精神科医の意見がこうなのだから、大人のADHDを診断したがらない(認めたくない)精神科医は多そうです。

 

実際、Fさんもうつ病の診断されたクリニックとADHDの診断を受けたクリニックは違うクリニックで、まず、かかりつけの精神科医ADHDを疑うと意見すると、

  • WAIS受けさせられ(ここまでは問題ない)
  • テスト結果解析に1ヶ月かかり
  • 平均値が正常だからADHDではないと診断
  • 挙げ句の果てにセカンドオピニオン禁止を通達してくる

 

と精神論フルコンボを食らった様で無視してセカンドオピニオンを求めたクリニックでは

  • 初診でADHDを診断
  • 即日コンサータ処方
  • 一週間後うつ症状が緩和、食欲が徐々に復活

 

と良いサイクルに入れています。(コンサータ最強)

 

まとめ

私は"ADHDの症状に困っているならグレーゾーンとか言われている人もうつ病になる前にコンサータ飲んでから判断すればいいじゃん" と思ってしまいます。

 

世の天才たち(IT社長)の様に発達障害がうまく機能しない場合は、ほぼうつ病コースです。

なんなら世の天才たちはリタリンコンサータを正規のルート外でも服用しているでしょう

 

うつ病に患者が増えることと市場にコンサータの出回る数が増えることのどちらが問題ですか?

判断するのは当事者。重要なのは楽しく元気に生きることです。

コンサータ 食レポ

 

 

発達障害診断から早2ヶ月半

その間コンサータ18mgをだいたい毎朝飲んで仕事したり趣味に勤しんでいますが。

飲んだ日と飲むことを忘れた日の仕事の質、集中力の違いは段違いで、もはやコンサータなしでは仕事ができません。

 

自分に対してのコンサータの効き目を紹介します。

IT企業っぽく説明します(笑) 

 

Agenda

  1. ぶっちゃけ効くのか?
  2. 自分にあった副作用
  3. 数年後の服用方針 

 

 

1. ぶっちゃけ効くのか?

A. 効きます。

新卒入社で大学の専攻が全く活かせないIT業界に就職してしまった私にとっては、新しいことを学ぶ、他人の話を聞く時にはコンサータはなくてはならない存在です。

特に他人の話を整理したり、プロジェクト内の自分がそこまで深く関わっていないことに対する会議の議事録を取ることができるようになりました。

 

Inputする時に今まで感じていたストレスがコンサータを飲むようになってからは格段に下がりました。前回の記事に学習(Input)の仕組みを書いているので、併せて是非読んでください!

 

効くと言う意味での難点ですが自分の場合、ものすごく効いてしまったので、休日の昼下がりなどのそんなに効いて欲しくない時間帯でもバリバリの覚醒状態になってしまうため、充分に休息が取れないことが難点です。

 

すごくメリットがある薬ですが、なんでもできるようになるわけではありません。他の方の記事にも書かれていますが、コンサータを飲むだけでは何も解決しません。

とても残酷ですが、コンサータを飲めば、先延ばしも改善されて、忘れ物もしなくなって、きっと定型と同じように生活できるようになるはず」という希望が叶えられることははっきりいって殆どありません。

 

自分が既に努力を重ねていて、ADHD特性だけに妨害されていることにしかコンサータは助けてくれないんです。脳がつまらないもの、よく分からないとInputを拒んでいるものを、定型の人と同じだけInputできるようになるだけです。

 

しかし!ADHDの人たちは定型の人たちよりもはるかに大きいストレスを感じながらInputを行ってきました。

なので、コンサータを飲んでからも飲む前と同じ情熱を持ってInputの努力をすれば、定型の人たちよりも何倍もInputできるようになるでしょう。それは努力をすることを知っている人へのご褒美であると思います。

 

2. 自分にあった副作用

自分に発生したコンサータの副作用は2つあります。

1つめは食欲減衰、2つめは下痢です。

 

私はもともと太りやすい体質で、大学4年から大学院2年まで全く運動をせず、20kg増量してしまいました。ADHD特性である衝動喰いと運動不足のコラボレーションにより、とんでもないことになってしまいました。

コンサータを飲むようになって衝動的にジュースを飲むことがなくなりました。また、コンサータより効くエナジードリンクは存在しないので、エナジードリンクを飲む必要がなくなったので、総合して甘い飲み物を飲まなくなったことから1ヶ月で5kg減量しました。これは自分にとって嬉しい副作用でした。

しかし、食欲減衰はコンサータの副作用の中でも、もっとも感じる人の多い副作用なので痩せ型の人にとっては必要なエネルギーを摂取しにくくなり、栄養失調になりやすいため注意が必要ですね。

デブを気にしている人には、むしろありがたい副作用です笑。

 

それと比較してシャレにならなかったのが下痢です。

私はコンサータを飲み始めてから2週間目に1週間ずっと下痢に悩まされました。

トイレにこもりっきりで身体中の水分が奪われていく感覚を覚え、毎日2リットルの水を飲んでいました。コンサータの副作用に口渇感もあるので水を飲むことにストレスは感じなかったのですが、2時間に1回以上トイレに駆け込み、仕事がうまくできないことにストレスは感じました。

対策として、市販の食物繊維多めの食べ物と乳酸菌飲料を適当に摂取していると3週目にはおさまったので個人的には助かりました。

 

3. 数年後の服用方針

ADHDの人たちにとってコンサータは、定型の人たちと同様のパフォーマンスを発揮したければなくてはならない存在のように思います。

 

これはあくまでも"同様"のパフォーマンスを発揮したい場合であって、ADHDの特性を活かしたことがやりたい場合はむしろコンサータを飲まない方がパフォーマンスを発揮できる場合も大いにあると思います。

 

Inputしたい時はコンサータ、Outputしたい時はADHD特性を使い分けることができるのも、ADHDの数少ない利点だと思います。コンサータと上手くつきあってQOLを向上させていきましょう!

 

 

 

発達障害者の学習、勉強について

こんにちは、神崎です。

実質初投稿です。

 

今回は勉強、学習について語ります。

 

社会人のみなさんは学生時代、勉強は得意でしたか?

学生のみなさん勉強は得意な方ですか?

 

私は好きな教科に限り、大得意でした。特に高校の地理Bが大好きでした。

めちゃくちゃ得意だった結果、センター試験満点です。

自分が地理Bが得意だった理由は、無意識にマインドマップ(メモリーツリー)の考え方通りに記憶できていたからです。

 

あの感覚でなんでも勉強できたらなぁとか思い返しながら、今日も次のプロジェクトのために触ったこともないLinuxの勉強をしています。

 

さて、本題ですが、私が自分がADHDであることに気づいたのも勉強、学習について考えていた時の気づきからです。

 

ブログに起こすために内容を整理、具体化すると、この4つのサブタイトルにまとまりました。

  • 脳の構造と学習(一般)
  • 脳の構造と学習(ADHDの場合)
  • 学習と勉強と"強制力"
  • 自己分析(1年ぶり2回目)

1つずつ解説したいと思います。

 

脳の構造と学習(一般)

誰でも新しい技術を身につけるためには練習、学習をすると思います。

人によっては、それほど練習しなくても身につけられるものもありますし、逆になかなか身につかないものもあります。完全に人それぞれです。また、人によっては練習をしなくても身に付くいわゆる天才もいますが、天才でも身につけるために1度は挑戦します。なんでもできる人は1度の挑戦で身についてしまうものが多いのです。

 

ものを覚えるためのメカニズムとして図を作ってみました。

物事を覚えるためには理解する必要があります。

IT系っぽく言うと人間はコンピュータとは違い、新しいモノをダウンロードをしても簡単にインストールをすることができません。下図のように

 

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  1. 思考を短期記憶する訓練を繰り返し、
  2. 何度も短期記憶を行い、それを長期記憶に変換します。
  3. 長期記憶から思考を引き出せる状態になること。

1・2の手順を手を替え品を替え繰り返し、目標である3の状態になります。

覚えたい対象物が自分の得意なもの、好きなもの、自分にとって簡単なものは"本心の理解"への到達速度が速く、1・2の手順が一瞬でクリアできます。

 

私はこの理解した(身についた)感覚を得た時に、頭(脳)で得た理解ではなく、体に刻み込まれた感覚があったので、私はこの理解した感覚のことを勝手に"本心の理解"と呼んでいます。

(ちなみに私はこの感覚にならないと長期記憶することができません。)

さらに上位の状態として、無意識にマインドマップが思い浮かぶ状態になれば、決して忘れることもないでしょう。完全に自分のものになっています。

 

ここで問題となるのが、身につけたいことが当人にとって難しい課題である場合です。

1・2の手順を繰り返すことが苦痛です。

 

ここを乗り切るまでの訓練が、好きなこと、夢中になれることへのステップであるのかどうかを自分の気持ちと相談しましょう。その難しい課題が本心から必要と思えるなら、取り組むことができます。違うなら別のことを探すのも手です。

 

脳の構造と学習(ADHDの場合)

ADHDの脳の特性として、思考が分散しているので、アイデアはポコポコ生まれます。その代償として、著しく短期記憶の能力が欠如しています。

ADHDの場合、短期記憶の能力の欠如のせいで、この学習サイクルに取り組むこと自体に問題が発生します。手順1・2の繰り返しの苦痛感が非ADHDの比にならないほど強烈なのです。

しかも!周りの"できる"人たちはひょいひょいと乗り越えてしまうように見えるため、より一層ストレスがたまります。

ADHDの場合の学習サイクルも同様の図にしてみました。

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  1. そもそも思考が脳を支配しています。長期記憶は正常なので長期記憶と思考がゆんゆん反芻しています。
  2. 不得意なことへの短期記憶が難しく、短期記憶での理解が進まないため、なかなか長期記憶に変換できません。
  3. 長期記憶になるまで努力できた場合は身につきます。

ADHDの場合も、覚えたい対象物が自分の得意なもの、好きなもの、自分にとって簡単なものは"本心の理解"への到達速度が速く、1・2の手順が一瞬でクリアできます。

 

短期記憶能力が低くても、長期記憶状態まで持って行くことは途中でやめない限り可能です。しかしながら、途方も無い時間と根気、学ぶことの必要性への理解が必要です。

 

新しいことを習得することは、ADHD特性がなくても挫折しやすいのに、ADHDの人たちは、特性によって殊更挫折しやすいのです。

 

学習と勉強と"強制力"

勉強の中国語での意味では、強制的に学習する(させる)ことであると聞いたことがあり、Google先生に聞いても、どうやらそのようだと書かれていました。

私の場合、大学受験までを乗り切ることができたのは、テストに合格しないと嫌いだった高校から卒業できないという"強制力"があったことが大きな理由です。

しかしながら、大学、社会人になるにつれて"強制力"をもって学習することが難しくなりました。大学時代はまだ、単位取得のために友人と一夜漬けで詰め込む"強制力"を使って乗り切ることができました。

 

社会人になると業務以外の学習は自己研鑽です。自己研鑽の学習にはこれまで通用した"強制力"を使うことができません。すると得意なこと、既に身についたスキルの延長でしか学ぶことができません。

 

つまり、私は"勉強できない人"になりました。

 

自己分析(1年ぶり2回目)

勉強ができる人間であることをアピールして就職活動を行い、今の会社に入社したつもりだったので、勉強ができない自分が許せませんでした。かと言って、業務時間外に勉強に取り組む気にもなれず、自称高学歴の私はなぜ自分が勉強に取り組むことができないのか不思議で不思議で仕方ありませんでした。

 

自分に苛立ちながら数日が経ち、私は「これ以上、この状態を耐えられない、何かしらの対処をしないと鬱になる」と漠然と危険を察知したため、"勉強できない社会人"について、ひたすら思考し、検索し、"自分はADHDかもしれない"という仮説を導き出しました。

この過程が就職活動前には適当に行っていた自己分析の延長線上にあると気付けたのは大きな収穫でした。

自己分析の重要性、効用については今後、別の記事にします。

 

おわりに

私は"勉強ができる"という自分への思い込みが結果として自分自身を追い詰め、鬱になりかけました。今はADHDの自覚とADHDの治療によって、自分の特性を以前よりは理解できているので、不必要に重いストレスに振り回されずに学習に取り組めています。

 

この記事が誰かの助けになれば幸いです。

 

 

 

 

はじめまして

はじめまして

 

神崎です。

 

自身の発達障害(ADHD)の気付きから、自分がコレに悩んで鬱になる事を防ぎたい!と考えて思考を書き出している間に、纏めてブログに掲載すれば自分の思考を有効活用できて、他に楽になれる人がいるかもしれないと思い立ち、ブログ開設しました。

 

IT、発達障害(ADHDASD、LD)、教育、就職活動、ビジネス、心構え(自分を楽にする考え方について書いていこうと思います。

 

私は2018年4月から新卒社会人として1年間、国内のIT企業で社会人生活をやってみました。

就職活動していた時、今の会社に入社した時から年明けまでの自分は、『自分は、働きながら勉強して、どんどん成長して将来は年収1,000万超えて"できるヤツ"やるんだ』と意気込んでいる意識"だけ"高い THEゆとり社員でした。

研修が終わり、7月からの現場配属されると、仕事のミスが続き、意識しているつもりでも中々改善されない自身に嫌気がさし、鬱直前になりました。

 

何か手を打たなければマズいと学生時代から疑っていた、ADHD傾向(多動、不注意)を治療しようとメンタルクリニックの扉を叩き、ADHDの確定診断を2019年1月に受けました。

 

1月から治療を始め、仕事を前向きにできるようになれたこと、自分のスキルアップへの取り組み姿勢が変わり、自分がスキルアップしていることを実感しました。

 

これからこのブログで自分1人で得た知見、人との出会いから得た知見、他人の知見から得た知見を共有し、働いたり勉強した結果、憂鬱になってしまって自己嫌悪に忙しくしてしまう人たちが楽になれる、前向きに生きれる助けになれば良いなぁと思います。