新卒社会人のADHD奮闘記

新卒社会人が発達障害について、周囲からの視点、自身の気付き、仕事、勉強への意気込みについて書きます。

コンサータ 食レポ

 

 

発達障害診断から早2ヶ月半

その間コンサータ18mgをだいたい毎朝飲んで仕事したり趣味に勤しんでいますが。

飲んだ日と飲むことを忘れた日の仕事の質、集中力の違いは段違いで、もはやコンサータなしでは仕事ができません。

 

自分に対してのコンサータの効き目を紹介します。

IT企業っぽく説明します(笑) 

 

Agenda

  1. ぶっちゃけ効くのか?
  2. 自分にあった副作用
  3. 数年後の服用方針 

 

 

1. ぶっちゃけ効くのか?

A. 効きます。

新卒入社で大学の専攻が全く活かせないIT業界に就職してしまった私にとっては、新しいことを学ぶ、他人の話を聞く時にはコンサータはなくてはならない存在です。

特に他人の話を整理したり、プロジェクト内の自分がそこまで深く関わっていないことに対する会議の議事録を取ることができるようになりました。

 

Inputする時に今まで感じていたストレスがコンサータを飲むようになってからは格段に下がりました。前回の記事に学習(Input)の仕組みを書いているので、併せて是非読んでください!

 

効くと言う意味での難点ですが自分の場合、ものすごく効いてしまったので、休日の昼下がりなどのそんなに効いて欲しくない時間帯でもバリバリの覚醒状態になってしまうため、充分に休息が取れないことが難点です。

 

すごくメリットがある薬ですが、なんでもできるようになるわけではありません。他の方の記事にも書かれていますが、コンサータを飲むだけでは何も解決しません。

とても残酷ですが、コンサータを飲めば、先延ばしも改善されて、忘れ物もしなくなって、きっと定型と同じように生活できるようになるはず」という希望が叶えられることははっきりいって殆どありません。

 

自分が既に努力を重ねていて、ADHD特性だけに妨害されていることにしかコンサータは助けてくれないんです。脳がつまらないもの、よく分からないとInputを拒んでいるものを、定型の人と同じだけInputできるようになるだけです。

 

しかし!ADHDの人たちは定型の人たちよりもはるかに大きいストレスを感じながらInputを行ってきました。

なので、コンサータを飲んでからも飲む前と同じ情熱を持ってInputの努力をすれば、定型の人たちよりも何倍もInputできるようになるでしょう。それは努力をすることを知っている人へのご褒美であると思います。

 

2. 自分にあった副作用

自分に発生したコンサータの副作用は2つあります。

1つめは食欲減衰、2つめは下痢です。

 

私はもともと太りやすい体質で、大学4年から大学院2年まで全く運動をせず、20kg増量してしまいました。ADHD特性である衝動喰いと運動不足のコラボレーションにより、とんでもないことになってしまいました。

コンサータを飲むようになって衝動的にジュースを飲むことがなくなりました。また、コンサータより効くエナジードリンクは存在しないので、エナジードリンクを飲む必要がなくなったので、総合して甘い飲み物を飲まなくなったことから1ヶ月で5kg減量しました。これは自分にとって嬉しい副作用でした。

しかし、食欲減衰はコンサータの副作用の中でも、もっとも感じる人の多い副作用なので痩せ型の人にとっては必要なエネルギーを摂取しにくくなり、栄養失調になりやすいため注意が必要ですね。

デブを気にしている人には、むしろありがたい副作用です笑。

 

それと比較してシャレにならなかったのが下痢です。

私はコンサータを飲み始めてから2週間目に1週間ずっと下痢に悩まされました。

トイレにこもりっきりで身体中の水分が奪われていく感覚を覚え、毎日2リットルの水を飲んでいました。コンサータの副作用に口渇感もあるので水を飲むことにストレスは感じなかったのですが、2時間に1回以上トイレに駆け込み、仕事がうまくできないことにストレスは感じました。

対策として、市販の食物繊維多めの食べ物と乳酸菌飲料を適当に摂取していると3週目にはおさまったので個人的には助かりました。

 

3. 数年後の服用方針

ADHDの人たちにとってコンサータは、定型の人たちと同様のパフォーマンスを発揮したければなくてはならない存在のように思います。

 

これはあくまでも"同様"のパフォーマンスを発揮したい場合であって、ADHDの特性を活かしたことがやりたい場合はむしろコンサータを飲まない方がパフォーマンスを発揮できる場合も大いにあると思います。

 

Inputしたい時はコンサータ、Outputしたい時はADHD特性を使い分けることができるのも、ADHDの数少ない利点だと思います。コンサータと上手くつきあってQOLを向上させていきましょう!